現代語訳
①暗いところがない・陰がない ②行き届かないところがない・抜け目がない
【解釈のポイント】
「隈(くま)」は光が当たらない陰や隅のことです。それがないので、「陰がない(明るい)」、さらに人の心や配慮に「抜け目がない(すべてわかっている)」という意味になります。
例文
月のくまなきをながめ給ふ。
月に陰がない(明るい)のを物思いに沈みながらご覧になる。
― 源氏
万の道にくまなき人
あらゆる道に行き届かないところがない(精通している)人
― 大鏡
関連知識・類義語など
・隈(名詞)(暗い所・陰・人目につかない所)