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第 7 番

わたる(渡る) ラ行四段

現代語訳
①行く・来る・通る・移動する ②(動詞の連用形について)ずっと〜し続ける ③(動詞の連用形について)一面に〜する ④いらっしゃる(※「あり・行く・来る」の尊敬語)
【解釈のポイント】
空間的・時間的に「あちらからこちらへ線を引くように移動する・続く」というイメージが基本です。そこから、時間が連続する「ずっと〜する」、空間が広がる「一面に〜する」という意味が派生しました。また、貴人の移動を表す尊敬語としても非常に多く使われます。
例文
宮の御前をわたるとて、 中宮様のおん前を通るということで、 ― 枕草子
年ごろ思ひわたりしこと、 長年思い続けてきたことが、 ― 更級日記
秋霧のともに立ちわたりたる、 秋の霧が(空)一面に立ち込めているのが、 ― 枕草子
大将わたり給へり。 大将がいらっしゃった。 ― 源氏物語
関連知識・類義語など
わたす(動詞)(①移動させる・渡らせる ②(視線などを)遠くまで向ける・見渡す)