現代語訳
①並一通りだ・普通だ ②並々ではない・格別だ
【解釈のポイント】
ぼんやりして程度がはっきりしない様子から、「普通だ(並一通りだ)」という意味と、逆に「並々ではない」という意味の両極端に使われます。文脈で判断する必要がありますが、打消を伴わずに「並々ではない」の意味になることに注意してください。
例文
おぼろげの願によりてにやあらむ。
並々ではない(格別な)願いによってであろうか。
― 源氏
おぼろげのことにはえ笑はず。
並一通りの(普通の)ことでは笑うことができない。
― 枕草子
関連知識・類義語など
・おぼろげならず(連語)(並一通りではない・格別だ)